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慢性期になっても、障害の回復、歩容の改善はある。


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私の知人に、脳卒中片麻痺で慢性期の人が2人います。もう友人と言って良いほど頻繁に交流する仲です。

 

私を含めた3人の共通項は、同じリハビリ医にかかっていること、左片麻痺の慢性期であること。痙性に苦しめられたこと。従って歩容(歩く姿)の悪さに悩んでいたことです。その為ボツリヌス治療を受けていたことなどです。



一人は、脳卒中発病後10年になるKさん(70才)です。回復期病棟でご一緒でした。麻痺側の指が多少動くこともあり、CI療法、磁気治療など積極的に取り組まれました。Kさんも私と同じ視床出血だったため同じように視床痛(中枢性疼痛)にひどく苦しみました。kさんの場合は慢性期に視床痛が突然生じ(雨の日、東京で6時間外をうろうろした後)、1年近くリハビリが出来ない状態が続きました。当然痙性は進み、歩容も荒れました。最近は川平法によるリハビリを受けるため年1回入院されています。


もう一人は、発病後7年になるWさん(55才)。ロボットリハビリ入院時、同じ部屋になりました。wさんも障害が重く痙性がきつく「内反尖足」に苦しめられ回復期で退院した時には車椅子であったということです。その後ボツリヌス治療、さらにアキレス腱を伸ばす外科手術である腱延伸手術(ocsscss)受けておられます。Wさんもボツリヌス治療の後のリハビリで年1回入院されてきたそうです。


三人が共通して苦しめられているのが痙性です。ブログ村で「フニャフニャ状態を維持して」など度々気楽に口にする御仁がおられますが、障害が重く思うように手足が動かない我々からすると完全に机上の空論です。

 

そうでないというのなら重度の障害者にも効果があるフニャフニャ状態を長く維持する具体的方法・リハビリメニューを示してもらいたいものです。そもそも痙性は、脳の損傷が原因ですので、ストレッチは一時的です。


こんな我々ですので、長くスムーズに歩くことが出来ませんでした。ほんの2年前は3人とも姿勢の歪んだ歩き方だったのです。


しかし2017年夏の今の状態は、Kさんは装具・杖歩行ですが、余計な力が入らない非常に軽やかでスムーズな歩行を身に付けられました。今回、私の入院見舞いに来てくれた際にその軽やかな歩行に本当に驚かされました。

 

一方wさんは短下肢装具はつけられていますが、杖は突かず、姿勢が真っ直ぐで、安定感のある力強い歩行です。


三人の中で最後まで歩容の悪かった私ですが、今回のロボットリハビリ入院をきっかけに、歩容が改善されてきました。大学のリハビリ学部の理学療法科の先生に、お墨付きを貰えるところまで改善されてきました。


ですから慢性期になっても、たとえ痙性に苦しめられた時期があっても、リハビリを継続すれば障害の回復、歩容の改善はあると言う事です。もちろん我々が55才、60才、70歳と比較的若いこともその一因ではあると思いますが。


我々に試行錯誤はつきものです。たとえ今痙性に苦しめられていても、希望は捨てないでリハビリに取り組みましょう。

 

それじゃ~また。


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ムジカノーヴァ2018年4月号『ナンバ式ピアノ骨体操』

ナンバ式ピアノ骨体操を、何回かご紹介します。片手ではできない動作もありますが、様は上肢、特に肩、肩甲骨、首の骨を動かすことが大切ということです。


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回し歩行改善に取り組む (2)

分回し歩行の改善 (2)

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分回し歩行の改善に取り組むにあたって、参考にさせていただいたのは、主にお二人の理学療法士さんのブログです。井上直樹さん、西野英行さん本当にありがとうございました。私流に抜粋させていただきます。


★理学療法士の『井上直樹』さんの「リハビリテーションコンサルタント」

 goo.gl/fw1qQ6

 

理学療法士の西野 英行さんの「miraino PT」です


kiriha.com/archives/6488


■□■□■□■□


1.分回し歩行


分回し歩行前側の足を外側に大きく回して前に振り出す歩行前側の骨盤を挙上させる動作の代償として内転筋群を過剰に使うため長距離歩行すると痛みが出やすくなる


2.分回し歩行の原因


多くの場合、筋緊張の異常と密接に関連しているわけですが、大きく3つに分けられます。


(1) 内反尖足


(2)麻痺側の下肢群の伸展パターン(膝が伸びたままの振出し)


(3)麻痺側下肢への荷重不足



3.改善のための対策


(1)麻痺足に体重を乗せる


ぶんまわしの原因の一つに麻痺側下肢に体重を乗せることが不足していることがあります。荷重不足と言われるものです。この練習方法を5つ紹介します


■立位保持

 骨盤帯を制御できるようになること。私は立位で左右に骨盤を動かすようにしています。



■片足立ち

これ、私にはかなり高度な練習です。危ないので、手すり等につかまって行っています。


■ステップ練習

健側の足を前に踏み出す動作。麻痺側にしっかり体重を乗せる。


■ふみ台練習

踏み台に麻痺足を乗せて、健足を引き上げる。私は、階段を使って手すりをもって行います。足の体重移動を意識して行っています。徐々に足の親指の付け根あたりに力がかかっていくように意識します。ゆっくり20回程度行っています。


■歩行練習


ゆっくり麻痺側に体重をかけて歩行します。慣れない時は前方3動作歩行で、慣れてくれば前方2動作歩行にしていきます。これは坂道の安全歩行に大変役立っています。

 

■□■□■□■□


長くなりましたので、それじゃ~続きはまた。

 

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分回し歩行の改善に取り組む(1)

 

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多くの脳卒中片麻痺障害者が悩まされるのが分回し歩行です。

 

私が今回リハビリ入院した理由の一つも 分回し歩行を改善したいと思ったからです。私はブルンストローム・ステージで下肢はステージⅢで短下肢装具と杖は欠かせません。

これは今回指導してくれたPTも、「少なくとも室外歩行に関してはこれからも杖と短下肢装具はつけて歩いた方が良い」との意見でした。ですからこの点はあきらめたとしても分回しなどの歩容は将来の身体の故障や事故の可能性を考え何としてもここら当たり(病後7年)で改善しておきたいのです。



これまでもいろいろ自主リハビリで取り組んだのですが、どうしても分回し歩行が改善できないのです。

それで、ロボットによるリハビリを受けた訳なんですけれども、先にも書きましたが、ロボットは斜め前から麻痺側を引っ張ります。従いまして、私の場合いくらやってもぶん回しが改善されないのです。


それで担当の PT と相談した結果、4週間のロボットリハビリの終了後に、さらに3週間弱(実質リハビリ訓練日は13日でした)分回し歩行の改善に取り込むことになりました。


私が、今回のリハビリで真っ先に指導されたのは、「とにかくゆっくりと歩く」ということでした。


私は性格がせっかちなもので、どうしても早く歩こうとするのです。そうすると歩容は荒れ、分回しもきつくなってきます。


ゆっくり歩いて分回しを改善するトレーニングを何回かに分けて具体的に述べてみたいと思います。

 

リハビリ最終日近く見てくれた、H医療大学リハビリ学部理学療法科の講師(理学療法士)によると、ゆっくり歩いている限りは、膝も曲がっており、今の私の能力(ブルンストローム・ステージ下肢はⅢで、座ったままでは膝関節と足関節の屈曲が全く出来ない)からすれば、「きれいに歩けている」らしいのです。


※分回しとは麻痺側の足を外側に大きく回して前に踏み出す歩行のことを言います。

 

それじゃ~続きはまた


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ふくらはぎ筋肉のストレッチ 


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 私は麻痺により麻痺足関節の背屈(足先を上に持ち上げる)がだめ、膝を曲げることもできません。これを動かす筋肉も使ってなということです。

そのため拘縮を防ぐためには関節可動域訓練や筋肉へのストレッチは重要となります。足首、膝に大幅な改善が見られない限り一生続ける必要があると思っています。

 

ふくらはぎの筋肉は下腿三頭筋です。これは図の様に腓腹筋とヒラメ筋で構成されています浅い、深い(インナーマッスル)という位置の違いのみならず膝関節をまたぐか、またがないかがという違いもあります。

腓腹筋  ⇒ 二関節筋(膝関節をまたぐ)

ヒラメ筋 ⇒ 単関節筋(膝関節をまたがない)

 

話がややこしくなりそうなので、簡単にまとめます。

ふくらはぎの筋肉は「膝関節屈曲」させることと「足関節底屈(つま先を下げる)」することに関係するということです。

また「足関節底屈(つま先を下げる)」させる働きだけでなく足関節背屈(つま先を上にあげる)の動きに拮抗する働きとなります。

それでは、ストレッチを紹介します。

※ストレッチは十分安全に留意して無理せず行ってください。

腓腹筋のストレッチ

 

 https://www.youtube.com/watch?v=mYK2XyWLius 

 

 青竹踏みを使ってもできます。

 https://www.youtube.com/watch?v=kXHcsL-bLAo

 ※私は特に膝の後ろを意識してストレッチするようにしています。

ヒラメ筋のストレッチ

 

 https://www.youtube.com/watch?v=GYmb-hQyQ_g

 

 https://www.youtube.com/watch?v=auMQHjujTs4

 

 

 ※このようにアキレス腱やふくらはぎを伸ばすことは、夜間に足がつる予防にもなります。寝る前に行うとよいそうです。


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フォーム・チェックしてみよう(1)金哲彦




「肩甲骨を動かすと、肩は動かない、骨盤が動く」。ストレッチも参考になります。

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