これまで述べてきたのは体に直接的に働きかけてリラックスさせる方法でしたが、今回はイメージによるリラックス方法です。私流に要約してお伝えします。


 








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これは、心の働きかけにより体を弛緩させる方法です。





皆さんは、自分をリラックスさせる方法、自己暗示の方法としてとしてこんな言葉を聞いたことがありませんか。




「自分の体が楽になっている」




「全身がすっかりリラックスしている」




「暖かくて気持ちのいい場面にいる」




「自分自身がリラックスしている」




と言ったような自分自身に投げかけ身体イメージをつくる言葉です。言葉により心の中で自分の体の筋群が弛緩しているという主観的なイメージを体験するだけで、それに対応した筋群が弛緩してくることが起きるのです。




この事実は筋電図などで生体電気現象として確かめられます。


この様に弛緩イメージが実際に生理的な筋弛緩を表示させることがあるのです。これが「心が(身体も)リラックスさせる」と言う考えを生み出す根拠となっているのです。




体に直接的に働きかけてリラックスさせると言う方法のみならず、それなりの気分や雰囲気、イメージ、想像などをすることが課題となります。




その課題を実現するにつれていわば二次的に自分の体の緊張がほぐれるのです。








リラクセーション―緊張を自分で弛める法 (ブルーバックス)



  • 作者: 成瀬 悟策

  • 出版社/メーカー: 講談社

  • 発売日: 2001/06/20

  • メディア: 新書








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寝っ転がって、ゆっくり気分を落ち着けながら取り組んでみてください。