リハビリ入院の後に大幅に自主リハビリのメリーを変えることにしました。
前年のリハビリ入院時、多くの理学療法士(PT)から「ゆっくりでもいいから正しい歩行を続けていけば、スピードは自ずと上がってくる」とアドバイスされており、この一年間ゆっくり正しくを心がけてきたのです。
しかし、今回の入院でスピードは全く上がっていないし、少し早く歩こうとすると姿勢が崩れる。つまり前回入院時から進歩していない事がはっきりしたからです。
それで一日のリハビリ・メニューを次のように変更しました。リハビリしていて多少効果があったものに絞り込みました。「少量頻回」が基本です。
(1)低周波治療 30~45分
朝、麻痺側の足首関節やひざ関節、足の指等に低周波治療機により刺激を入れる。15分✕2~3本 テレビを見ながらやっています
(2)室内ストレッチ 30~40分
・しゃがみこみ(足首関節を体重をかけて曲げる)数分
・正座(太ももの前の筋肉を伸ばす、膝関節を曲げる)数分
・座禅のポーズ(左右片方ずつももに乗せる)数分
・仰向けに寝て 足の曲げ伸ばし
・横向き 麻痺足を上げる10回
・うつ伏せ 腕の肘関節を伸ばす 10分、麻痺足を上に上げる10回
(3)トレッドミル・トレーニング 20分
低速(時速1.0~1.2km)で5分✕4本
(4)室外歩行リハビリ 全体で1時間 50m程度の短い距離を繰り返す。
・3動作前型歩行(3点歩行)
ウオーミングアップとしてゆっくり正しく歩く
・坂道の上り
麻痺足に体重をかけ3動作てゆっくり登っていく。
・坂道の下り
自然と体は前に出ようとするので、3動作で左右の足の振り出し協調運動を意識をする。
・健足側に横歩き
杖なく安定して歩くことができ、私の雨対策歩行で傘をさしての歩き用です。
・麻痺足側横歩き
麻痺足の横への動きをスムーズにする。体重を麻痺足にかける訓練でもあります。
・後ろ歩き
内反尖足の修正、バランス感覚スピード感を鍛える
・斜め前歩き
健足側に、できるだけ素早く歩く。今回スピード対策として必ずやるようにしました。 対向者の多い横断歩道での私の歩き方でもあります。
・2動作前型歩行(2点歩行)
仕上げです。正しい動作で10mを15秒で歩くのが目標です。
・階段
低い階段、通常の高さの階段を、杖を使い健常者と同様、1段ワンステップで数回上り下りする。関節可動域、体重の荷重、バランス等非常に有効な運動です。
これまで、毎日やっていた約600mの一般道周回コースの歩きを一時中止しています。いまは基礎として、短い距離で正しい姿勢でスピードを上げることに専念します。
以上が、基本のリハビリメニューで、これに色々なものを取り入れたり止めたりと、日々試行錯誤しています。なおやりすぎると痙性(下肢突っ張り)が強くなります。一日平均8,000歩を目安にしています。一日15,000歩を超えると転倒等要注意です。