前回の地元警察との攻防の続きです。


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しばらくすると、彼女の上司の実直そうな男がやってきました。


私が先程と同じことを繰り返しますと、




「わかりました、県警とも相談しますので、少しお時間いただけますか」


れからは30分近く待ったでしょうか


「おまたせしました。申し訳ありません、法律は全く変わっていませんでした。


前の二人の担当者の判断ミスです」




『そうやないで、前の二人はベテランの方たちやった。だから私の体見て、「車の運転はできるが(実際している)が、片方の手足が動かないからAT車以外は実際に乗れない」ことを理解してくれたんや、それなら、そんな体で遠くまで行って、わざわざAT車に限定するような検査受ける必要は無いと判断してくれたんや』


 


「はあ~」




「その判断に間違いはなかった。私は8年間AT車以外は乗れなかった。ただし、無事故無違反で、今日までAT車を運転してきた」


 


「はあ~」




「だから私は、前のお二人に感謝している。」


 


「ハイ!」




「わかった。適性検査を受けに行く。」私は潮時と判断しました。




「長い間、お待たせして、大変不愉快な思いさせてしまって申し訳ありませんでした。〇〇免許更新センターには行かれる日時等は連絡しておきますので」




ということで、相手が、一件落着です。




私が、玄関の方に歩きかけていると、さっきの女性警察官が追いかけてきました。


「大変不愉快な思いをさせまして、申し訳ありませんでした」と謝ってくれました。


「いやいや、気にしてないですよ」と私も笑顔で答えました。


 


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もちろん正しいのは、女性警察官なのですが、眼の前の「法」だけ見て、正しいいんだからと高飛車な物言いをする人と、法は理解しながらも、適用する「人」まで見ることができるベテラン。その違いです。




 


次回は免許更新センターでの適性検査のお話です。