さていよいよ真打「セラピスト」の方々のご登場です。


始めに断っておきますが、私が接したセラピストの方々の大半は、若くてまじめな人が多かったです。


 ただ非常に若くして「先生」と呼ばれてしまうせいか勘違い先生にも多く会いました。


 国家資格持っているけれどもアマチュアに毛の生えた程度の経験や力量しかない。にもかかわらず高齢の入院患者が反論しにくい状況をいいことに、自分を大先生と勘違いしている”お山の大将”さんたちです。文句言うと障害受容できてない・・などと仲間内でぶつぶつ。


 (突っ込み)もう吠え吠えモードになってるヤン!メガネサルさん!


トップバッターは陸上競技先生です。

この先生は陸上競技経験者で、やたら記録を取るのが好き。私は入院中毎日10mのタイムトライアルをやらされました。


 (私)何で毎日記録とらなあかんの?

 (陸上競技PT)これが一番状態がわかるんです

 (私)ふ~ん 10mの記録だけでは回復の状態はわからん思うけどなあ~

 


 ある日記録が伸びないことに業を煮やした先生、突然後ろから私を押し始めた。私は、恐怖で何とかブレーキかけようと全身が硬直しました

 (吠え吠え)なんでこんなことするんや!!

 (陸上競技PT)スピードに慣れてもらおうと思いまして

 (吠え吠え)ワシは車やない。アクセル踏めばスピードが出るわけやない!あんたは、高速道路で運転指導する教習所の教官かい!!

 

回復期入院3か月目に入ると私は脚の突っ張り・硬直と中枢性疼痛(視床痛 )が出始め、硬直と痛みで短時間しか寝れない状態になって行きました。