リラクセーション



いよいよ今回から室内自主リハビリの第三番目としてリラクセーションについて学んでいきます。リラクセーションを一言で言えば、自分自身で自分の身体の過剰な緊張を取るための方法です。




教科書は、成瀬悟策先生の「リラクセーション」です。成瀬先生は九州大学で長く教えられておられます。九州大学からは心と体の関係を扱った池見酉次郎先生の「心療内科」が誕生しました。




文書等に若干分かりにくさがありますので、ポイントを抜き出し、構成を少し変えます。


 


 




リラクセーション―緊張を自分で弛める法 (ブルーバックス)



  • 作者: 成瀬 悟策

  • 出版社/メーカー: 講談社

  • 発売日: 2001/06/20

  • メディア: 新書





 


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■リラクセーションとは体に過剰不当な緊張が生じたら、それを自分で適切に弛める解消するような自己努力の仕方を身につけることです




■リラクセーションには、不要な過剰緊張が低下するように、自分で弛める方法と、他者が弛めるめる場合があります。


他者が弛める場合が、あんま・鍼灸、マッサージなどでしょう。


これに対して今回は自分で緩める方法、自己弛緩を今回学んでいくということです。




■本書に掲げた方法はその課題をたくさんやればそれだけで有効だというものではありません。そのいくつかに限って、あるいはたった一つでもそれについてじっくりと実感をこめて納得のいくまでその体験を十分に味わいながら試みられることをお勧めします。




一つの課題について体験の要領がよく分かってくれば、他の課題についても同様にその感じがわかるようになります。まずは、他の課題に目もくれず一つの課題に集中して気を散らさず感じが十分に体験できるように練習してみてください。十分な効果を持ってあなたの努力と工夫に答えてくれるでしょう 。




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他者からの施術を受けるにしても、自分で弛めておいた方が効果は高いでしょう。ボツリヌス治療でも有効な期間はありますので、自分で弛める方法を身に着けることは大きな武器になると思います。


 


【参考記事】 シリーズ「室内自主リハビリ」を始めます