家庭内でトレッドミルトレーニングを開始して2ヶ月目の姿です。




 




これ以前、特に腰が引ける、体が後ろに傾いて足を前に出していると欠点を指摘されていました。いわゆるへっぴり腰になっているのです。




 



そのためにこの改善に取り組んでいました。改善点は2つです。




 



1.麻痺足の膝を外に逃げないようにすること。そうすると体は自然に立ってきますのでへっぴり腰が改善される。このことでスピードへの対応もができるようになる。




 



2.膝が曲げられないという欠点を補うために、足を吊り上げる代償動作で歩く。ただし麻痺足を前に出した時に、膝を折った状態を先に作っておき、その角度を後ろ足の時もある程度保ったままで足を前に出す。




 




ただ上記の動画で明らかなように、体の上下動が大きくなります。




 



これをどうすべきか、色々な専門家の意見を聞きました。つまりこの代償動作としての体の上下動は、将来身体に悪い影響を及ぼすのかどうかです。




 



膝が曲げられない場合、代償し前に歩くためには、




 



一、足を外旋するぶん回し




 



二、身体を健側に傾ける




 



三、麻痺足を骨盤で上に引っ張りあげる




 



大きく3つの代償動作が考えられます。そのどれを主に採用するかです。




 



「あれもダメ、これもダメ!」という欠点を指摘するだけのセラピストもいますが、ひざを曲げないで、代償動作もなしでどうやって歩くのか、是非一度歩行の姿を見せてほしいものです。




 



ここら辺の事も歩行リハビリ特化型デイで担当していただいている柔道整復師の先生と意見交換しました。一は、身体への負担が大きく歪み・故障の可能性が高い。二は健側の負担大きく転倒の危険性がある。結局三が相対的には一番安全だろうということです。ただし事前に体重をかけ膝や足首の角度を調整しておいて、上下動を抑える訓練をやってみようという事になりました。