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リハビリは、ささやかだが、強い誇りをもたらす 

 



 


イチロー選手の引退会見の言葉です。


 

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【質問】キャリアの中で一番印象的だった場面はあるか


【イチロー選手】今日を除けば、MVPやオールスター出場、10年200安打は小さなことに過ぎない。


 

今日の舞台に立てたことは。


去年の5月以降のゲームに出られない状況にあって、チームと一緒に練習を続けてきた。


それを最後まで成し遂げられなければ、今日という日はなかった。


 

残してきた記録はいずれ誰かが抜いていく。


去年の5月から今日までの日々はひょっとしたら誰にもできないかもしれない。


 

それがどの記録よりも、自分の中ではほんの少しだけ、誇りを持てたことかと思っている。


 

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脳卒中後遺症で重度の人は、慢性期以降いくらリハビリを続けても、良くなることはない。と言われます。


これは自分自身に当てはめても、ある意味当たっているようにも思います(特に上肢に関しては)。 ですから私は、三好春樹先生の言うところの「95%の諦めと5%の希望」の心持で、なお5%を信じて約9年リハビリを続けてきました。


 

でもこのイチロー選手の記者会見を聞いていて、リハビリが効果があるかないか、もう二の次のような気がしてきました。





5%の可能性を信じてリハビリを続ける。それがささやかだが、強い誇りをもたらす。もうそれで十分な気がします。


 

人生と同じで努力したからといって、必ず報われるとは限らない。ですが努力することが自分の誇りを育てていく。それが自分らしい人生を生きたことなんだと思います。


 

リハビリ効果が、思うように出ない同病の皆さん。結果がでなくても、あきらめたりせずリハビリを続けましょう。それが、自分らしい人生を生きることになり、自己表現でもあるのです。そんな姿勢にこそ他人は励まされるのです。


 


それが、イチロー選手のように、最終戦で大きなギフトを手に入れることになるかもしれません。


 


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年を重ねただけでは「人生の達人」になれない

 


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今回も「絶望老人」神郷由紀著からピックアップさせていただきます。


絶望老人

絶望老人

  • 作者: 新郷 由起
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2017/02/23
  • メディア: 単行本

 

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◆確かにお金があれば幸せになれる選択肢と可能性は増すだろう。


だが裕福でさえあれば誰もが必ず幸せになれるとは限らない。 逆にお金がなければ全員が不幸になるとも決めつけられない。


◆ 万人にとって人生の長さが幸せの量と必ずしも一致しないように、経済的豊かさもまた幸せの量や質とかぐし必ずしも正比例に関係にはないからだ。


◆幸せを希求して上を見ればきりがなく、我欲には 際限がない。 必要なのは足るを知る感覚を踏まえて、生きる知恵と生活力を備えること。


◆たくさんのお金がなければ生きられない。幸せを感じられない生活と価値観に固執せず限られた収入の中で生きられる知恵や工夫、方法を身につけ 、その中で自身が楽しめる人生の目的と手段を得ることだ。


◆言い換えれば長い人生経験の中で、どのような状況でも自分を「活かして」生かす力を養って来なかった人、 生きるセンスを培えず(つちかえず)にいた人ほど、長く生き延びた老いの日々を、苦心して送ることになる。


◆これまでの実りを得られる人もいれば、しっぺ返しを食らう高齢者もいる。 貧富の差に関わらず単に歳を重ねただけで誰もが「人生の達人」になれるわけではない。

 

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当たり前ですよね。楽に生きてきたら、年齢重ねるだけでは、何の蓄積ももたらさない。むしろ悪い贅肉が付くだけ。人生70年の時代はそれでもよかったかもしれませんが、定年後20年以上生きなければならない人生90年の時代では、どこかでつけ払わされます。逆に苦労したことが、大きな喜びをもたらすこともあります。


 


第二の人生も意識して第一の人生を送ることが大切なようです。威張らない、やりこめない(議論で勝たない)、汗をかく、鈍(どん)な人の方が第二の人生では上手くいきそうです。


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自由で自らの心を鎮める歌


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風になびく


富士の煙の


空に消えて


行方も知らぬ


わが思いかな


この、一見さりげない句、実は西行の句です。しかも西行自身がこの歌を自ら詠んだ歌のNO1(自賛歌)に上げてるのです。


白洲正子氏は「この明澄でなだらかなしらべこそ 西行が一生をかけて 到着せんとした境地であり、ここにおいて自然と人生は完全な調和を形づくる」と解説されておられます。


私は五行歌を、従来の歌でも詩でもないと考えています。生活・心情のコアなものを取り出して濃縮して表現するため一応五行という目安があるだけで、自由で制約がないもと思いながら作っています。


しかし、西行の自賛歌であるこの句にはやはり衝撃を受けました。形式を超える心の自由さと、自らの魂を鎮める自然の姿を切り取った言葉に、やはり歌の理想の姿を見ます。

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苦手な人とどう付き合うか 女性看護師編


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 女性看護師さんによって気が合いそうなタイプ、どちらとも言えないタイプ、どうも苦手と感じるタイプがあります。わたしは、柔らかくおもしろいタイプは気が合いますが、勝ち気なタイプはどうも苦手です。


 

勝ち気、強気なタイプには闘争心さえ感じるのです。接しているとどうしても態度や言葉に”ぞんざいさ”を感じるのです。私の経験ではわりと美人が多く上から目線で人を見る。負けず嫌いな私は、ムラムラ反発心がわいてくるのです。


 

ある意味自分と似た面も無くはない人なのですが・・・。とにかく私の場合「ムラムラ反発心」が問題なのです。これをコントロールする必要があるのです。


 

世の中自分の気の合う人とだけ付き合って楽しくやっておれれば、それは幸せなのですが、これから先に病院や施設等で暮らす可能性は誰しもありますので、気の合わない人、苦手だと感じる人とも付き合っていく必要があります。それができてこそ人間的な成長もあります。


 

所が、これまでの私は、好き嫌いが激しく、苦手だと感じれば、それ以降は、その人との会話は避ける傾向にありました。


 

ですが、今回の入院では「苦手だと」とすぐに判断してしまわないで、何とかそんな看護師さんともうまく付き合えるようになろうと思いました。そこで次のようなことを意識しました。


 

とにかくこの人は、私にはカチンとくる人なのだと意識して、多少のことはやり過ごす。時間を置き、その感情を希薄化するようにします。


 

そして、そんなことで会話を続けていると、中には共感できる事や話もたまに出てきました。そうなると、会話が成り立ち、案外良い人だったと見直すことがあったのです。「苦手な人」と早々結論付け、正面衝突でもしてしまうと機会を逃します。


 


会話の中で、その人の面白い面を発見したり、ズバリ問題を指摘されることが、心地よかったりするのです。私は、実に勝手な男です(笑)


 


今回の入院で苦手な人とも付き合える経験を積むことが出来たのは収穫でした。


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退院後元気が出ない7つの理由

退院後元気が出ない7つの理由 まとめ. [リハビリ、入院・通所] [編集]

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退院後元気が出ない7つの理由 



1.生活感覚の戸惑い

これは、入院生活と退院後の家庭生活との生活感覚のギャップに対する戸惑いです。病院での主体性のない生活にならされてしまった患者が、自宅に戻ると何をしていいのか困惑してしまうということです。


2.孤立感と孤独感

障害を負うことで仕事や地位、経済的基盤を失って大きな喪失感を味わう。

仕事や趣味の仲間が潮が引くようになくなる。こんな寂しい事はありません、寂しさは生きる力を失わせてしまいます。


3.獲得された無力感

障害を抱え以前のように動けない。何をやってもダメだと言うダメだダメだと思いが何度も重なっていくと無力感が生み出されます。


4.役割の変化と混乱

一家を養うと言う父親としての役割を喪失したり、主婦としての役割を喪失する事による混乱です。


5.目標の変更ないし喪失

病気により人生の目標を喪失したり、変更せざるを得なくなる。家族も進学を断念したりして目標変更せざるを得なくなる。そうしたなかで希望を失い、リハビリを続けるモチベーションが低下する。


6.可能性がわからない

一般的にリハビリ病院に入院した患者や家族はリハビリすれば元のようになると思ってしまいます。しかし現実的には全く違います。それで逆に可能性が分からなくなってしまうということです 。どこまで回復するのか、何ができるのかがわからないということです。


7.障害の悪化や再発の不安

障害を負ってる人は常に再発の不安・怯えを抱えて暮らしています。特に頑張って行動した後に体調の変化があると積極的な行動がとれなくなってしまうのです。他にも頭痛等の体調変化に再発の怯えを感じながら暮らしています。



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これらを、直ぐにスッキリ解決する方法は実際には難しいでしょう。仲間を作ったり、趣味等新た生きがいを作ったりして行くしかありません。時間も味方になります。ご同病の皆さん、これらを積み上げ回生を目指しましょう。病気を「悔いなき半生」のきっかけにした先輩も数多くおられます。
 

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