生活動作のために知っておきたい有効幅
生活動作を考える上で、生活のための空間の長さを知っておくことが必要になります。例えば車イスが通れる通路幅、回転できる有効幅等です。下記の書籍より抜粋させていただきます。
■人(成人男子)
・静止状態・・幅45cm
・歩行時・・幅70~75cm
■車いす
・通過に必要な最低幅・・幅80cm 。
・車椅子と車椅子のすれ違い・・幅200cm 。
・車椅子が180度回転できる有効幅・・ 前後170cm、左右縦140cm
・車椅子が360度回転できる有効幅・・幅150cm
■歩行器
・静止状態・・幅70cm
・歩行時・・幅80cm
■杖歩行(2本使用)
・静止状態・・幅90cm
・歩行時・・幅120cm
片麻痺で1本杖の場合、80cm程度は見ておいた方が良いと思います。
トコトンやさしいユニバーサルデザインの本(第2版) (今日からモノ知りシリーズ)
- 作者: 宮入賢一郎
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2014/12/27
- メディア: 単行本
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私は、阪神淡路大震災のため今の家に移り住んだ20年前に将来、年を取り身体が衰え不自由なることを見越して、バリアフリー・リフォームしていたのですが、脳卒中の病気後は、主な生活場所は車イスででも生活できるようにさらに改修を加えています。その際この有効幅等を参考にしました。またこれらを「築40年住宅 左片麻痺用改修」シリーズとして後日紹介していきます。
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また、交通バリアフリー法とハートビル法が統合・拡充されたバリアフリー新法「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」と道路の移動等円滑化に関する基準「移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準」が平成18年12月に施行されました。
増補 改訂版「道路の移動等円滑化整備ガイドライン」 ~道路のユニバーサルデザインを目指して~が国土交通省より出版されています。
道路の移動等円滑化整備ガイドライン(道路のバリアフリー整備ガイドライン)―道路のユニバーサルデザインを目指して
- 作者:
- 出版社/メーカー: 国土技術研究センター
- 発売日: 2011/08/01
- メディア: 大型本