リハビリ入院の成果 歩行編(1)
五月の中旬から六月末日までの六週間リハビリ入院してたわけですが、その成果についてお話しします。
今回の入院目的は、二つあります。一つが「前方2点動作歩行」の改善です。
私の場合、「分回し」と、急ぐと健側の肩が前にでて、麻痺側が後ろに引ける(体が斜めに向いている)。従って歩幅が狭くなってスピードが返ってあがらない。という悲惨な連鎖状態でした。
もう病気前の歩き方を脳がすっかり忘れてしまったということもあるかもしれません。それでロボットの助けを借りて病気前の歩き方を思い出そうと言うのが目的の第一です。
この件に関しては、非常に大きな気づきがいくつかありました。ロボットリハビリは映像が、前、横、足の着地位置、体重移動の線など豊富です。
この録画をPTと一緒に観ていろいろ検討できたことが大きかったです。私の担当のPTは数年の社会人経験を経たのちPTになった人で、自分の意見を過度に押しつけることはなく、患者の意見も聞くことのできる柔軟性のある人でした。これが良かったと思います。ロボットで4週間、その後2週間の歩行リハビリでいくつか大きな気づき得ることができました。
この修正ですが、健側の肩をある程度固定する。そうすると麻痺がわの肩は自由に動かすことができず、引けることもない。ただしこれだと体重が後ろに残り気味になり麻痺足が前にでにくくなります。上半身が反り返ったような状態で足を出すような形です。事実かかとに体重が残りつま先の方に体重がスムーズに移動しない状態です。健康側の、肩と足の体重移動にポイントを絞り込んでの修正することとなりました。