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少量頻回訓練の大切さ【回生を生きるその1】 

 


回生を生きる―本当のリハビリテーションに出会って

回生を生きる―本当のリハビリテーションに出会って

  • 作者: 鶴見 和子
  • 出版社/メーカー: 三輪書店
  • 発売日: 1998/05
  • メディア: 単行本

鶴見和子、上田敏、大川弥生の3氏の対談です。鶴見和子さんの父上(元国会議員)のリハビリを担当されていたのが上田敏先生。その縁もあり今回、鶴見和子さんのリハビリの指導をされることとなり、直接に担当医になったのがお弟子さんの大川弥生先生。という構図なのですが、正直おすすめ本に取り上げるべきかは悩みました。
 上田敏先生、大川弥生先生は先進的で素晴らしい先生方です。また鶴見和子さんは、後藤新平の孫で、社会学者で歌人、大変感受性豊かで、かつ自立心旺盛な人です。上田、大川両先生の患者として正にぴったりの人です。ソフト面では理想的なリハビリ環境です。
でも私はこのような考え方をする先生、セラピストには実際のリハビリ室で出会ったことはありませんし、多くの同病のかたも大半はそうであると思います。また、鶴見さんも研究者であり一般庶民とは考えにくい。
そのお三方の言葉を中途半端に紹介して果たして同病の皆さんの心にとどくのか、皆さんが現在されているリハビリにどれだけ参考になるのか。そんな疑問も多少感じていたのです。一方で”少量頻回訓練””コーピング・スキルズ”をはじめ皆さんに是非紹介したい内容があります。
それで解りやすいよう3回に分けて紹介することにします。
 
 以下は私の読書ノートからのまとめですです
◇少量頻回訓練
少量頻回訓練は、重要な発見で、歩行、関節可動域訓練において過用を避けて行うことができる訓練方法で、こんなリハビリのやり方はどの病院でもやっていなかったということです。
過用症候(オーバーワーク)は「使いすぎ」「働かせすぎ」による機能低下で、筋力低下、体力消耗などあらゆる機能低下が起こる。症患や廃用症候群による機能が低下している時ほど過用症候は起こりやすい。そのため廃用症候群と過用症候群の両方を防ぐにはどうしたらよいかとジレンマが生じるが、これが、少量頻回訓練により解決する。
 少量頻回訓練は、文字通り少量の訓練を多頻度で行うものですが、重要なこととして「”疲れは”過用の警戒信号、だからその前に休む。」と書いてあります。でも、これがなかなか難しい。私も疲れの感覚は当然ありますが、疲れる前の判断が難しい。
あまりにも負荷がかからない状態で止めるとリハビリにならないも気しますし・・・。
そこで私はリハビリ・メニューを事前に考えて標準値(基準値)を設定して取り組む。リハビリ後には筋肉を緩めるストレッチを行うことで対応をはかっています。 
いずれにせよ私にとり「少量頻回訓練」の考え方は、リハビリに重要な別の視点を与えてくれました。 
つづく

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