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健常者を手本・基準とすることは正しいのか?


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リハビリ室の歩行訓練でセラピストから常に言われるのが、健常者の歩き方はこうで、それに比べてあなたのは云々と次々欠点を指摘される。


これはあらゆるケースで正しいのかと私は常々疑問に思ってきました。もう怒りに近い感情と言ってもいいかもしれません。


 

もちろん障害の程度が軽く健常者風の歩行が目指せる人はそれでいいのですが、慢性期が長く装具と杖でかろうじて歩いている障害の程度が重い人に対しても健常者の歩行を基準として欠点を指摘する。


 

ほんまにこれ正しいの!?、昔から人見て法をとけと言われますが、障害の程度によって目指すべき歩き方は当然違うはず、それを見抜き指導できてこそのセラピストだと思うのです。片麻痺障害者でも、膝や足首関節が自分で多少なりとも曲げられる人と、私のように全く曲げることの出来ない重度の障害者との歩き方は自ずと違ってきます。


 

指が5本の人と、3本の人とでは、例えば、料理で刺し身を切る場合、最適な包丁の種類も重さも違います。


 

文章を書く場合でも、両手でブラインドタッチを目指す人と、片手のステック入力を目指す人が、障害の程度により分かれて当然だと思うのです。両手のブラインドタッチを基準・お手本としてすべての障害者を指導するなど笑止千万です。でも歩行に関してはこれが当然のごとく行われるのです。自立を目指すといいながら生活に即した実践的な移動方法・歩行をほとんど指導していない。


 

歩行に関しては何でもかんでも健常者歩行が正しいとするのは大いにまちがいであると思います。時と場合によっては横歩きのほうが絶対安全だと言うことがあります。数年横歩きを続けてきた私にはわかります。2動作歩行と3動作歩行に関してもそうです。


 


リハビリ室では障害の程度に応じより生活場面に対応出来る歩行を指導すべきなのです。それが自立を支援するリハビリなのです。多くのセラピストにその能力や視点が決定的に不足しているように思います。


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